昨夏の世界選手権男子200メートル自由形銀メダル松元克央(22=セントラルスポーツ)が11日、米高地合宿に出発した。東京オリンピック(五輪)代表選考を兼ねた日本選手権(4月1~8日、東京アクアティクスセンター)に向けて約1カ月、強化を行う。

「次は日本選手権。気持ちが引き締まります。高地合宿で進化したい。『シンカツオ』になりたい」と宣言した。シンカツオの言葉について「進化カツオか、シン・カツオか」と質問されると、松元は「『進化(か)つお』です」ときっぱり。進化の「か」とカツオの「か」をかけていることを丁寧に説明した。

本名は「かつひろ」だが、愛称は「カツオ」。昨夏の銀メダルを超える東京五輪金メダルに向けて、努力を惜しまない構えだ。日本選手権の目標は自身がもつ日本記録1分45秒22を上回る1分44秒台に設定。「五輪に向けて弾みをつけたい」と気合を入れていた。