フィギュアスケート女子で昨季グランプリ(GP)ファイナルと欧州選手権を制したアリョーナ・コストルナヤ(16=ロシア)が、コーチを長年師事してきたエテリ・トゥトベリゼ氏から、06年トリノ五輪男子金メダルのエフゲニー・プルシェンコ氏に変更した。31日、ロシアのタス通信がトゥトベリゼ氏のインスタグラムを引用しながら伝えた。

昨季は同氏の門下生だった「ロシア3人娘」の1人として、シニア1年目でフィギュア界を席巻した。他の2人のうちの1人、トルソワ(ロシア)も、5月にコーチを同氏からプルシェンコ氏に変更していた。トゥトベリゼ氏の元にはシェルバコワ(ロシア)だけが残ることになる。

今月の国際スケート連盟(ISU)による「ISUスケーティング・アワード」では最優秀新人賞に輝いた。その後には、22年北京五輪後に引退し、脳神経外科医を目指す意向も表明していた。また、今季は4回転サルコーを組み込む意向も示していた。

◆アリョーナ・コストルナヤ 2003年8月24日、ロシア・モスクワ生まれ。07年にスケートを始め、平昌五輪シーズンの17年ロシア選手権では、ジュニアながらザギトワ、ソツコワに続く3位と台頭。18年ジュニアGPファイナル優勝。19~20年シーズンにシニアへ転向すると、GPシリーズのフランス杯、NHK杯、ファイナルを全て制した。伸びやかなスケーティングを武器に「美」を追い求める。ザギトワ、メドベージェワ、トルソワ、シェルバコワらを育てたエテリ・トゥトベリゼ・コーチに師事していた。趣味は乗馬。151センチ。