ショートプログラム(SP)2位の三原舞依(21=シスメックス)が、前戦の近畿選手権からジャンプの構成を上げて2位に入った。フリー2位の127・40点を記録し、合計191・00点となった。

三原が宣言通り、自分との戦いに挑んだ。昨季は体調不良となり、今月の近畿選手権が約1年7カ月ぶりの競技会復帰。復帰2戦目のフリーは、冒頭にルッツ-トーループの連続3回転ジャンプを組み込んだ。

前戦は連続ジャンプの2つ目に3回転は回避していたが、前日17日のSP後に「フリーも(ジャンプ)構成を上げているので、1つ1つ大切に滑りたいです」と意思を表明。3回転トーループはクオーター着氷(4分の1回転不足および同未満)で出来栄え点がマイナスとなったが、攻めの姿勢を貫いた。

演技後半には3回転ルッツ-2回転トーループ-2回転ループの3連続ジャンプも着氷させ、ステップは前回のレベル2から3、スピン3つも全て最高のレベル4をそろえるなど、地元の競技会で進化を示した。

12月の全日本選手権へつながる西日本選手権は、29日から京都アクアリーナで行われる。SP後には「西日本までには安心して見てもらえるようにしたい」とジャンプの精度向上を誓っており、また次の段階へ進んでいく。