世界43位の錦織圭(31=日清食品)が区切りのクレーコート100勝目を前に力負けした。20年全米準優勝で、同6位のA・ズベレフ(ドイツ)に3-6、2-6のストレートで敗れた。次戦は、9日開幕のイタリア国際(ローマ)に出場予定だ。

第1セット、先に相手のサービスゲームを破ったのは錦織だった。2オールから、バックのリターンで相手のサイドを抜き、3-2とリードした。しかし、相手は198センチの長身から強打で押してくる。一気に4ゲームを連取され第1セットを落とした。

錦織も決して悪いプレーではなかった。しかし、第1セットの中盤から、少し守り重視にしたのが、相手に攻撃のリズムを生んでしまったようだ。加えてミスも少ない強豪に、セットを奪えず。クレー100勝目はお預けとなった。