Aシード東海大大阪仰星(大阪第2)がBシード常翔学園(大阪第1)との“花園初対決”に快勝し、4大会ぶりの準決勝進出を決めた。

大阪決戦の「熱」と、相手の強みを消し、トライ数は7本と1本。準決勝は、前回大会準々決勝でロスタイム18分という歴史的ドローを演じたAシード東福岡と再戦する。

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仰星の青のセカンドジャージーが、常翔学園の赤のセカンドジャージーを飲み込んだ。前半6分、敵陣のカウンターラックでターンオーバーして、FB増山将(2年)が先制トライ。同9分、ゴール前のラックサイドをロック楠田知己(3年)が抜けて2本目。同13分、自陣10メートルライン付近のこぼれ球をSH石田太陽(3年)が拾い、そのまま50メートル以上を独走した。

開始13分で3トライを奪い、21点差をつけた。一般観客の入場が始まった日、初めて宿命のライバルと花園で戦う-。そんな熱さすら感じさせず、勝利のシナリオに従った。

湯浅大智監督(40)は「非常に良かったと思います」と教え子をたたえた。「高校ラグビーをリードしてきた、(常翔学園というより)大工大高です」とリスペクトする相手なのだ。

NO8薄田周希主将(3年)も「同じ大阪。中学時代から一緒にやってきた選手も多い」と言った。ただし、ゲームに感情は持ち込まない。「常翔さんだから特別でなく、いつものように。真っ向勝負も大事ですが、強力FWを生かさせないようにした」。7トライの最初の5本のうち3本をターンオーバーから決めた。「個人の判断に周囲がちゃんと反応する。練習から意識していること」。堅守からの速攻-。持ち味を存分に出し切った。

準決勝は東福岡に挑む。1年前の花園は、ロスタイム18分のドロー。3月の選抜大会準決勝は17-46で完敗。夏の菅平合宿での雨の練習試合は僅差で負けた。花園では通算10戦5勝4敗1分け、そのうち8大会は勝った方が優勝した。運命的な宿敵だ。湯浅監督は「近年の高校ラグビーのトップランナー。チャレンジしたい」と言い、薄田主将は「優れたBK、縦に強いFWがいて、グラウンドを大きく使う」と警戒した。最大の壁に挑み、打ち破った時、4大会ぶり6度目の日本一に王手がかかる。【加藤裕一】

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