元世界47位で、12年ロンドン五輪代表の添田豪(38=GODAI)が、伊藤竜馬(橋本総業ホールディングス)に6-7、6-7のストレートで敗れ、03年4月にプロ転向して以来、約19年間のプロ競技人生に終止符を打った。添田は、今大会を最後に現役引退を表明。23年から、日本代表男子監督に就任する。
最後は、得意のバックハンドで打ったストレートの球が、ネット上部の白帯に当たり、無情にも自陣に落ちた。4度のマッチポイントを跳ね返し、抵抗を見せたが、最後は力尽きた。「引退はすごく難しい決断だった。いい終わり方を迎えられたのかな」。
最後に「優勝」で有終の美を狙っていた。しかし、その最高の締めくくりは惜しくもかなわなかった。勝者となった伊藤を含み、今大会に出場していた現役男子選手がコート上に降り、最後は、添田の胴上げで締めくくった。「プロ選手をやってきて幸せだった」。現役選手の手で、3回、宙に舞った。
来季からは、岩渕聡に代わり、男子代表監督の座に就く。日本男子は、エースの錦織圭が1年以上、ケガで実戦から離脱。西岡良仁が9月の韓国で自身2度目のツアー優勝を飾るなどして存在感を示すが、トップ100には西岡とダニエル太郎の2人だけ。新監督の手腕に期待がかかる。


