世界女王で、今大会は2位だった坂本花織(22=シスメックス)が「タンゴ・アモーレ」を情熱的に演じた。黒にワインレッドをあしらった衣装で3回転トーループなどを披露。宣言通りの「キレキレの動き」で魅了した。

出番の第2部(後半)前に行われた場内トークショーでは、ショートカットが話題になった。なぜ切ったのか聞かれると「友達とのたわいもない会話の中で『似合うんじゃない?』と言われて。『じゃあ切ってみるわ~』と。特に参考にしたものはなくて、とにかくお任せで。髪は、もともと真っ黒なんですけど、いざ切ったら2番目のお姉ちゃんに激似すぎて、それで色を入れてもらいました」と笑顔で話した。

ショートカットでは、長髪をまとめていた時に比べて髪が揺れ動くため「最初は視界不良で、平衡感覚もなくて、グラグラでした」という状況を明かす場面もあった。

坂本は第1戦スケートアメリカで優勝し、今大会は2位でファイナル(12月8~11日、イタリア・トリノ)進出を確定させている。【木下淳】