全日本選手権6位の経験を1つ1つの演技に生かす。

2月の4大陸選手権(米コロラドスプリングズ)に出場する吉田陽菜(17=愛知・中京大中京高)が、ショートプログラム(SP)で65・67点をマークした。SP2位発進となった。

「ショートで失敗してしまうことが多い」と緊張感を漂わせ、リンクに立った。1本目のダブルアクセル(2回転半)を決めると、ルッツ-トーループの連続3回転ジャンプ、3回転ループも余裕を持って成功させた。赤色の衣装がリンクに映えた。

演技後は「ルッツを基礎から練習してきたんですけど、今日も一番いいルッツではなかったのでまだまだ」と反省の言葉を並べた。

昨年末の全日本はSP14位となったものの、フリーで巻き返し、総合6位に入った。自信となった一方で「ショートとフリーを両方そろえるのは大事なことだし、大変なこと。すごく難しいことなので、ショートもフリーにつながる演技をしないといけないと思いました」と学びを得た。

その全日本後は、大阪で“たこ焼き屋巡り”をしてリフレッシュ。1日で6軒ほどをハシゴし、「満足しました。店によって味が違いました」と笑顔で打ち明けた。

収穫と英気を養って迎える23年。まずは翌17日のフリーで躍動する。【藤塚大輔】

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