前回大会3位の千葉百音(木下アカデミー)が、首位発進を決めた。自己ベストを更新する71・10点を記録した。
緊張感が漂う中での演技でも、「こっちに来てから調子が良かったので、それを信じるしかない」と貫いた。SP曲「黒い瞳」に乗り、伸びやかな演技を披露。冒頭でフリップ-トーループの連続3回転を決めると、続くダブルアクセル(2回転半)、3回転ルッツと余裕のあるジャンプを着氷させた。演技終了とともに、「ふー」とひと息。キスアンドクライで今季SP世界6位の高得点を見届けると、満面の笑みを浮かべて喜んだ。
「すごく緊張してて、ジャンプを全部降りたのはいいんですけど、最初から最後まで眉毛が八の字みたいな感じだったので、表情管理もできるようになりたい」と振り返った。
昨年12月の全日本選手権で銀メダルを獲得。自然と自分自身に重圧をかけていたのか、24年初滑りとなった先月のインターハイは合計180・24点の2位にとどまった。不完全燃焼に、「ショートもフリーも悔しい結果に終わってしまった」と反省。今大会までには「少々調子が悪かろうが、諦めずにとことんやっていた」と、ハードワークとともに少しのことでは動じない精神力を培ってきた。
4大陸選手権は昨年3位に入り、好感触をつかんだ舞台だが「去年は去年、今年は今年でまた一新して(臨む)」と新たな決意で挑む。「『自分に打ち勝つ』が、今回の目標なので」と明確だ。自身初の中国で、初出場となる3月の世界選手権(カナダ・モントリオール)に向け、さらなる飛躍のきかっけをつかむ大会にする。
フリーは2日に行われる。「世界選手権に向けてしっかり自信を持てるような、『やり切った』って思えるような大会にしたい」と、引き締めていた。


