男子で3年ぶりの優勝を狙うコンサドーレが、昨年準優勝の北見協会を下し、決勝トーナメント進出へ王手をかけた。

4-5で迎えた第10エンド。スキップの清水徹郎(35)に迷いはなかった。手から離れた石は真っすぐ中央の相手ストーンに当たり、その場に止まった。2番ストーンと合わせて2点を取って逆転勝ち。正確なショットで連勝を守り「厳しい戦いが続くことは覚悟していましたが、勝てたのは大きな収穫」と、会心の笑みを浮かべた。

その第10エンドでは、サードの阿部晋也(44)が投げる前にタイムアウトを取り、長野五輪日本代表スキップの敦賀信人コーチ(46)を氷上に呼んだ。「センターガードの裏に入った方がいい」。日本選手権を9回制し、五輪5位の実績を持つミスターカーリングのアドバイスを実践した。

1点止まりでは同点となり、不利な先攻のエクストラ(延長)エンドに入る状況。そこで元女子日本代表監督でサードの阿部晋也(44)が2点を取れる局面に転換した。清水は「(敦賀コーチのアドバイス通り)本当にセンターガードの裏だけを狙って投げることができた」と確信を持って投げ、逆転につなげた。

18年の平昌五輪には、日本代表として出場。敦賀コーチが出場した98年の長野五輪以来20年ぶりの快挙だったが、続く22年の北京五輪に届かなかったことが今も心残りだという。「やっぱり男子がオリンピックに出てほしい。さらに僕らがオリンピックに行く、というところを見て、戦っていきたい」と清水。日本選手権を制して世界選手権(3月30日開幕、スイス・シャフハウゼン)の出場権を取り、26年のミラノ・コルティナダンペッツオ五輪につなげる。【中島洋尚】