<バスケットボール女子パリオリンピック(五輪)世界最終予選:日本-カナダ>◇11日◇ハンガリー・ショプロン

東京オリンピック(五輪)銀メダルの日本(世界ランキング9位)が、今夏のパリ五輪出場を決めた。最終戦でカナダ(同5位)を破って通算2勝1敗とし、五輪出場権を得られる3位以内が確定した。16年リオデジャネイロ五輪、21年東京五輪に続き、日本の五輪出場は3大会連続となった。

恩塚亨監督がチームコンセプトとして掲げる「走り勝つシューター軍団」を、選手たちは大会を通じて体現した。外れても臆することなく外角からシュートを放ち、40分間走り続けた。

登録メンバー12人のうち、ゴール下に構えるセンターの選手は1人のみ。開幕直前に発表されたタイミングで、選考について疑問視する声が噴出した。しかし1月上旬に代表候補20人が発表されたときから、このポジションの選手は2人だけ。1月中旬にメンバーが絞り込まれて若手の朝比奈あずさが漏れた時点で、高田真希だけで臨むことが確定的となっていた。

決勝で中国に惜敗して銀メダルだった昨秋のアジア大会(杭州)でも、センターのポジションは高田と朝比奈の2人しかいなかった。1月上旬の段階で恩塚監督は「基本的にはアジア大会と同じようなイメージ。自分たちのコンセプト、強みで勝負していく」と説明。守備でも自分たちから仕掛け、5人全員がリバウンドの意識を持つことで高さを克服できると口にしていた。

リバウンドについて指揮官は、アジア大会などでもデータ上の数値は悪くなかったと分析。「むしろ最重要課題は、ペイントエリア(ゴール下付近)での選択やサポート。そこを改善することで、勝利につなげていきたい」と見据えていた。大胆かつ明快なチームコンセプトと冷静な分析力で、チームをブラッシュアップした。

東京五輪銀メダルの日本にとって、パリ五輪出場はあくまで通過点。指揮官だけでなく選手たちも、24年の金メダル獲得が目標と公言してきた。武器である外角シュートと機動力をさらに磨き上げ、この夏、花の都で大輪を咲かせる。

【バスケ】日本女子、パリ五輪決めた!格上カナダとの最終戦を制して切符獲得/スコア詳細