B1レバンガ北海道に新加入した日本代表SG富永啓生(24)が、ほろ苦いBリーグデビューを果たした。名古屋Dとの開幕戦に出場。トータル27分23秒間コートに立ったが、得意の3Pシュートは11本中成功が1本と大苦戦。試合は第4クオーター(Q)残り3分まで4点差の接戦も、最後は競り負け、チームは6年連続開幕戦黒星となった。

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8点を追う第3Q残り18秒。きれいな弧を描いた富永のシュートが、ゴールに吸い込まれた。Bリーグデビュー戦で、後半にようやく生まれた3P成功。序盤からことごとくゴールを外し、試合後は「迷惑をかけた。悔しい」と振り返ったが、この得点で5点差に迫って第3Qを終えると、第4Qは一時2点差にまで詰め寄った。よくも悪くも、チームの“主役”だった。

最初の得点は第1Q残り8分28秒の場面だった。速攻からレイアップを決めてBリーグ初得点。だが相手の厳しいマークにも遭い、ミスでボールを失うターンオーバーが3度。「守備が良く、打たされたシュートが多かった」。最後まで波に乗ることはできなかった。

7月にはNBAサマーリーグに参加。8月のアジア杯には日本代表で出場し、チームに合流したのは同22日とチームメートとはコンビネーションを高めている段階だ。9月14日のプレシーズンゲームでは左足首を負傷して、以降の実戦は欠場。状態も万全ではなかった。

代名詞でもある3Pシュートは11本中成功1本で計9得点。悔しい船出とはなったが、第4Q残り3分まで4点差の接戦とチームとしては手応えもある。1万3375人が集まり赤く染まった敵地も、富永にとっては生まれ故郷であり、歓声や拍手も降り注ぐ“ホーム”。「久々の日本でのプレーですごく楽しかった。今後はクオリティーの高いプレーを見せていきたい」。5日の第2戦へ視線を向けた。

【バスケ】Bリーグ1部開幕!FE名古屋-千葉J、名古屋D-北海道など/スコア詳細