<DeNA4-3巨人>◇4日◇横浜

 巨人先発内海哲也投手(30)にしては、非常に珍しい自滅だった。3回と5回、自らの一塁悪送球で傷口を広げ、いずれも失点した。チームで最もフィールディングが手堅い左腕。今季、この試合前まで無失策で、昨年も1個しか失策がなかった。「申し訳ない、としか言えません。3点リードをもらいながら試合をつくることが出来ず、悔しいです」と猛省した。

 前回の広島戦は完封勝ち。好調を持ち込めなかった。1回から降板した5回まで、毎回先頭打者の出塁を許した。上位下位まんべんなくセンター中心に打ち返され、被安打は9。「あれだけ先頭打者を出してしまうと、苦しい投球になってしまいます」と自覚もあったが、修正には至らなかった。走者を出してから粘るスタイルが出せず、4回0/3、4失点で6敗目を喫した。

 開幕から杉内との左腕両輪で投げ続け、チームを首位まで押し上げてきた。右腕の面々がまだ完調ではなく、先発陣の頭数がそろっているわけではない。内海の力量からすれば、序盤にもらった3点は何としても守り抜き、中日との差を開きたかったところ。原監督は「ああいうミスが出ると、抑えることは難しくなる。得点につながってしまう」とし、「明日。切り替えて」と簡潔に結んだ。内海が救う日もあれば、こんな日もある。研究熱心な男。同じ失敗は繰り返さないはずだ。【宮下敬至】