日本テレビ系で放送された箱根駅伝の関東地区の平均視聴率が4日、ビデオリサーチ社から発表され、往路(2日)が27・9%、復路(3日)が28・5%だった。例年より高めで、2日に東洋大・柏原竜二(4年)がゴールに飛び込んだ場面の瞬間最高視聴率は33・3%をマーク。同じく3日に総合優勝した柏原の胴上げ場面などは33・5%を記録した。「山の神」の御利益が数字となって表れた。

 東洋大の優勝メンバーは、一夜明けた4日早朝から日本テレビ系の情報番組2つに生出演した。その中で酒井監督は「ポスト柏原」として、8区区間賞の大津顕杜(2年)を挙げた。難所「遊行(ゆぎょう)寺の坂」を軽快に駆け上がった走りを評価し「山の適性がある。(5区の)候補の1人」と明言した。突然の指名に大津は「さすがにあの距離は…」と尻込みしたが、すぐに「やれって言われたら頑張ります」と意気込んだ。