<陸上:日本選手権混成競技>◇初日◇4日◇神奈川・川崎市等々力陸上競技場

 男子10種競技では日本人初の8000点突破が期待される右代啓祐(24=スズキ浜松AC)が、3955点の2位で前半を折り返した。最初の3種目(100メートル、走幅跳び、砲丸投げ)で「予定の記録が出ずもやもやした」と言うが、4種目めの走り高跳びで2メートル06と自己記録を1センチ更新すると、初日最後の400メートルでも50秒28の自己新をマーク。5種目終了時の自己最高となる3955点で初日を終え、得意種目の多い2日目での8000点突破に希望をつないだ。右代は「気持ちを点数に向けるのでなく、1種目1種目、パフォーマンスをしっかりできるよう自分をコントロールしたい」と、冷静に臨むことを強調した。