<陸上:ダイヤモンドリーグ第6戦アディダスグランプリ>◇11日◇米ニューヨーク

 男子5000メートルではベテランのバーナード・ラガト(36=米国)が敗れた。ラガトの武器は07年世界陸上で1500メートルと5000メートルの2冠を実現した切れ味鋭いラストスパート。今回も最後の直線でエチオピア2選手を追い上げ、タリク・ベケレ(24)を残り100メートルを切って抜き去ったが、もう一人のディジェン・ゲブレメスケル(21)には0・24秒届かなかった。ゲブレメスケルのタイムは13分05秒22だった。

 男子400メートル障害では05年世界陸上優勝者のバーショーン・ジャクソン(28=米国)が新鋭のヤビエル・カルソン(プエルトリコ)に0・05秒差で敗れた。「カルソンが強敵になることは予想していた。彼は乗っている選手だから」とジャクソンは勝者をたたえた。