ソウル国際マラソンで2時間8分14秒の自己ベストを出し4位に入った川内優輝(26=埼玉県庁)が一夜明けた18日、帰国した。午前5時半にソウル市内のホテルを出発し同10時に羽田着の強行軍だが、埼玉・春日部高の定時制事務職員として働く公務員としては、当然のこと。「いつも通り今日も12時半ぐらいの出勤です。帰りはいつも9時半ぐらい。いつもギリギリの生活をしています」と話した。前日の疲れも、前夜に堪能した「ハイテクな銭湯」と焼き肉、睡眠で回復したようだ。

 そんな慌ただしい生活が変わるかもしれない。4月1日付で異動の可能性があるためだ。5月下旬まで入れているレースも、異動による勤務形態次第で出場できなくなるため「保留」にしている。「今の職場なら全く問題ないし、変わっても範囲内でやるだけ。本当にドキドキですね」と、今月下旬のXデーを待つ。