陸上の世界選手権(27日開幕、韓国・大邱)に臨む男子短距離陣が10日、山梨県都留市内で強化合宿を公開した。前回09年大会は4位で、08年北京五輪で銅メダルを獲得した400メートルリレーの練習では、手動計時ながら39秒14をマーク。7月のアジア選手権の39秒18を上回り、合宿内練習で過去最高タイムを出した。

 小林雄一(法大)江里口匡史(大阪ガス)高平慎士(富士通)斎藤仁志(サンメッセ)の走順で行った練習は、バトンパス以外では「中抜き」をしていた。アンカーの斎藤は「最後は5割くらいに落とした。僕だけで0秒4は落ちているので、このまま行けば戦える。でも、もったいなかった」と好機を逸して苦笑いした。

 日本記録は07年大会の38秒03(5位)。北京の喜びと、前回の悔しさを知る高平は「みんなで同じ方向を向けるかが、最後の勝負になる」と、大会最終日に行われる決勝で、表彰台に立つ姿を思い描いた。