10日開幕の世界陸上モスクワ大会に出場する男子短距離、女子障害など、日本選手団の第2陣が8日午前、成田空港を出発しモスクワに向かった。

 男子200メートルで日本人初の19秒台と決勝進出が期待される飯塚翔太(22=中大4年)は、災い転じて福となす?

 を目指す。前夜は、大学に提出するリポート作りに夜中2時までかかった。この日は朝8時半に同空港集合というハードさ。眠気はあるが「時差対策には、ちょうどいいんですよね」とニンマリ。モスクワとは5時間の時差があり、これをプラスに転じようという考えだ。

 決勝進出の偉業については「自己ベスト付近を出せば可能性はある」と、5月3日の静岡国際でマークした日本歴代3位の20秒21を目安にした。