<陸上世界選手権>◇3日目◇12日◇モスクワ・ルジニキスタジアム◇男子ハンマー投げ決勝

 室伏広治(38=ミズノ)が、2大会連続のメダルを逃した。1投目で78メートル03を記録したが、その後は伸びず6位入賞となった。「五輪翌年は調整が難しい。金メダルを目指してイチかバチかの中で6位。こういう戦略もたまにはいい。チャレンジしたことはよかった」とさばさばした顔。父重信氏は「年齢的に後半(3投)は(記録が)出なくなる。今の時点では精いっぱいやった」と話した。

 次の目標は、20連覇がかかる来年の日本選手権(6月、福島)だ。「その先は来年考えます。僕(の現役)は半年ごとの更新なので。できるだけ長く頑張りたいなと思いますが」。招致活動中の2020年東京五輪については「若い人の目標になるし、いい影響がある」と期待。その上で自身が7年後に出場する可能性については「休みが1年どころか、2~3年は軽く休まないと。それは分かりませんね」と苦笑いした。