体操男子でリオデジャネイロ五輪代表入りを目指す加藤凌平(順大)が28日、今季初戦のアメリカン・カップ(3月5日・米ニューアーク)に向けて成田空港から出発した。

 全6種目で争う個人総合出場は左足首の靱帯(じんたい)を損傷した昨年8月の全日本学生選手権以来、約半年ぶりで「復帰戦という位置付け。代表選考会へ試合勘を取り戻したい」と意欲を語った。

 日本の団体総合金メダルに貢献した昨秋の世界選手権では、得意の床運動と跳馬に出場できなかった。4月に入社する強豪コナミスポーツで既に内村航平らと練習しており、2大会連続の五輪出場を目標に「(1枠の)個人総合代表枠で入りたい、という思いは強い」と完全復活を期した。