日本大アメリカンフットボール部の悪質な反則問題で、内田正人前監督らを除名などとした関東学生連盟の処分に対し、関東学連所属の1部リーグ監督会からは「踏み込んだ結論を出した」と評価する声が上がった。一方で、対応が遅かった関東学連を批判する声があるほか、条件付きで2018年度シーズン終了まで公式試合の出場資格停止となった日大に対する処分への異論もある。

 関東学連は日大に対し「抜本的なチーム改革・組織改革」が断行されることなどを処分解除の条件とし、検証委員会や理事会に承認されれば今秋リーグ戦で復帰できる可能性を残した。

 監督会議長の大山茂・日本体育大監督は「1年間たてば、何もしなくても復帰するということが考えられる。抜け道になるのでは」と指摘。東京大の森清之ヘッドコーチ(HC)も「条件を出したのであれば、無期にする方が理にかなっている」と矛盾点を批判。監督会は、日大が関東学連の条件を満たして復帰を許可されても、各校が納得できる組織改革が行われなければ対戦を拒否する方針で一致した。

 関東学連の初動対応も疑問視されている。反則があった5月6日の定期戦の3日後に行われた理事会で一部の理事が問題提起するまで対処することはなかった。結局、最終処分を出すまで約3週間を要した。「(反則した日大守備選手の)会見や、被害に遭った関西学院大の選手からの被害届は、早い対処をしていれば防げた可能性があった」と森HC。「当事者意識が希薄だった」と厳しく指摘し改善を促した。