<女子テニス:国別対抗戦フェド杯・ワールドグループ2部>◇初日◇4日◇1回戦◇兵庫・ブルボンビーンズドーム

 クルム伊達公子(41=エステティックTBC)の活躍で、日本が1部昇格を懸けた入れ替え戦進出に王手をかけた。チームの先陣を切った世界ランク78位クルム伊達は、同36位ポロナ・ヘルツォグ(21)に2-1で逆転勝ち。地元関西で格上の相手を倒し、女子第一人者の底力を見せた。続く森田あゆみ(21=キヤノン)も逆転勝利を挙げ、日本は2連勝。今日5日の最終日は、3試合で1勝すれば入れ替え戦進出が決まる。

 格上のヘルツォグに第1セットを奪われたが、クルム伊達に焦りはない。「途中からテニスの方向性を変えたのが、うまくいった」。第2セット途中から、相手に得意なフォアを打たせない戦法を選択。左右の隅に正確なショットを打ち分けて逆転し、日本に“先制勝利”を引き寄せた。

 1月の全豪オープンでは、錦織圭(22)が日本男子80年ぶりの大会ベスト8に進出した。クルム伊達が混合ダブルスで組んだ錦織の活躍で日本テニス界は盛り上がる。「錦織くんに負けないように、(男子国別対抗戦の)デビス杯にも負けないような、女子チームになってほしい」。2年ぶりに代表復帰したフェド杯では、やはりクルム伊達が大黒柱となる。

 ◆フェド杯

 1963年に始まった世界最強国を決める女子の国別対抗戦。最上位の8カ国がワールドグループ(WG)1部。続く8カ国が同2部。その下に3地域に分けたゾーンがある。日本は現在WG2部。スロベニアとの1回戦(初日=シングルス2試合、最終日=シングルス2試合&ダブルス1試合)で3勝すれば、4月のWG1部入れ替え戦に進出できる。