日本人女性が最も多く発症しているがんは「乳がん」です。患者数の多い乳がんですが、早期に発見して適切な治療を受けると、治る確率の高いがんです。東京女子医科大学病院乳腺外科の明石定子教授が「乳がん」について解説します。

 
 

連載一覧

(30)早期発見へ 家族で受診の声かけを

(29)元気なら「普段通り」一番 副作用ならサポートを

(28)ときどき自分の胸を触って、変化に気づいた場合は乳腺外科へ

(27)脇の下のしこり、乳頭部の異変などあれば放っておかず受診を

(26)乳房の異変に気付いていたら人間ドックまで待ってはダメです

(25)タイプに合った薬物療法を行うのが重要ポイント

(24)再発も転移もあり得る 薬物療法の主治医と二人三脚が大事

(23)対策難しい抗がん薬による“しびれ” 副作用を深掘り

(22)「分子標的薬」は術後の再発予防にも有効性、保険も適用に

(21)なぜルミナルAだけには抗がん薬を使わないのか

(20)ホルモン薬の有効性と副作用

(19)効果のある薬が異なる5タイプの乳がん

(18)乳がんの薬は大きくわけ3種類、タイプによって使う薬に違い

(17)手術前から薬物療法で生存率高める

(16)「乳房内再発」の可能性減らせる「術後放射線療法」

(15)「自家組織による再建」と「インプラントを使った再建」とは

(14)乳房切除術を受けた場合、乳房再建術が保険適応に

(13)「センチネルリンパ節生検」のみですめば後遺症リスクは低下

(12)選択肢は状況によっていろいろ「乳房切除術」

(11)乳がんの「局所治療」の基本は手術 乳房温存手術を紹介

(10)科学的データに基づくガイドラインに従って行う「標準治療」

(9)ステージ以上に重要な「たんぱく」タイプ、5つに分類

(8)自分の乳房に関心を持って、毎月1回は触ってみましょう

(7)遺伝子に変異ある人は発症しやすい

(6)痛いと悪評の「マンモグラフィー検査」に代わる3つの検査

(5)しっかり検査を受けたいなら「超音波検査」

(4)「マンモグラフィー検査」は生理後に受けると痛くない

(3)男性の乳がん患者は年間450~500人程度

(2)乳がん発症リスクの高い人は「肥満」「たばこを吸う」など

(1)しこりなど異変に気付いたら、少しでも早く受診を