関東学生アメリカンフットボール連盟1部リーグの緊急監督会が24日、都内で行われ、日大の悪質タックル問題への対応などが話し合われた。指導体制などに改善がなければ、今秋のリーグ戦での対戦を拒否することで一致。関東学生連盟に求めていた第三者委員会の立ち上げを再度要求することも決めた。日大の森琢ヘッドコーチが冒頭だけ出席して一連の不祥事を謝罪したが、問題収束への道は見えてこない。

 日本大教職員組合文理学部支部は、田中英寿理事長が記者会見を開いて被害者らに謝罪し、信頼回復に向けて大学の抜本的改革に乗り出すよう求める声明を出した。声明は、大学当局の対応に疑問の声が上がっていることを念頭に「日本大の信用は地に落ちるばかりで、大学、付属校の存続にも関わりかねない。入試に向けて壊滅的な影響が表れる可能性がある」と危機感をあらわにした。