18年平昌オリンピック(五輪)女子6位の坂本花織(20=シスメックス)が、2季連続のフリー「マトリックス」の“裏側”を明かした。

演技はフリップ-トーループの連続3回転など、ジャンプを全て着氷。フィナーレ後には「マトリックス」のペース配分の難しさを口にした。

主な一問一答は以下の通り。

-フリーを終えて

坂本 フリーは今日の朝の練習でちょっと不安だったんですけれど、昨日ほど緊張しなくて、いい緊張感の中でできたので、とても良かったです。

-昨季と「マトリックス」で変えたところは

坂本 ステップの後、後半(体力が)持つようにちょっと時間をつくったのと、ステップの後の時間をつくるために、その前の10秒ちょっと巻いたところです。

-「マトリックス」の難しさは

坂本 最初から最後まで、けっこう全力疾走で滑るので、ペース配分が難しいです。途中のスローのところはしっかりと休憩して、最後までしっかりマトリックスの迫力を、途切れさせないようにするのが大変です。

-4回転トーループの実戦投入は

坂本 まだ…ちょっと無理です。

-グランプリ(GP)シリーズは、いつもと違う形になる

坂本 ほぼ日本人なので、全日本(選手権)の前哨戦みたいになると思います。そこでも周りを気にせず、自分の演技に集中できるようにしたいです。

-国際大会とどっちがやりやすい

坂本 どっちもどっちです(笑い)。大技跳ぶ子たちがいるのは変わりないので、どっちもどっちです。

-2日間でショートプログラム(SP)とフリーを通して、シーズンに向かう

坂本 試合も無観客で、今までやったことない感じだと思うんですけれど、それを(今回)経験できて良かったと思います。今シーズンは昨シーズンがショートとフリーを両方そろえることができなかったので、今シーズンはできるように頑張りたいと思います。