2季ぶりのGPシリーズに臨んだ三原舞依(21=シスメックス)が63・41点を記録し、7位発進した。冒頭のルッツ-トーループの連続3回転、ダブルアクセル(2回転半)、3回転フリップとジャンプを全て着氷させ、演技後は両手を頭上に挙げて喜びを表現した。

昨季は体調不良でGPシリーズなど全試合欠場。今年10月の近畿選手権で約1年7カ月ぶりの競技会復帰を果たした。

NHK杯は18年以来、2度目の出場。当時と同じSP「イッツ・マジック」を演じた。26日の公式練習後には「衣装もちょっと変わって、前とは違った『大人の女性の魅力』を出していけるように、しっかり滑って、まずは『元気!』と思ってもらいたい」と誓っていた。その言葉通りの演技で、28日のフリーに弾みを付けた。