レバンガ北海道が西地区最下位の広島ドラゴンフライズを74-62で下し、今季2度目の3連勝を飾った。

第4クオーター(Q)で30得点を挙げての逆転勝利。宮永雄太監督(39)は「普段はほめないですが、竜馬、朝飛、桜井が数字に出ないところで頑張ってくれた。点差が開いてもディフェンスで頑張ったことで最後我々に(流れが)転がった」と喜んだ。

まずは桜井。第2Qのみの3分42秒の出場でも「気持ちで負けないプレーを徹底できた」。体を張ってリバウンドを獲得し、ルーズボールに体を投げ出した。リズムに乗りかけた相手の勢いを止め、同Qを同点で終えた。第3Qは中野。「厳しい時間帯にベテランの選手が体でチームとして必要なものを体現してくれた。良い流れを引き寄せてくれた」。3点シュート1本を含む7得点を挙げ、第4Qの逆転劇につなげた。

15得点の中野を筆頭に、9得点の山口、7得点の葛原ら若手の活躍で控えに回ることが多くなった桜井は、ベンチでは「(自分が)率先して盛り上げている」。その姿が若手の刺激にもなっている。次戦は20日敵地大阪戦。来季に向けても、若手とベテランが一体となり、1つでも多く白星を積み重ねていく。【浅水友輝】