バスケットボール女子のWリーグで公式戦開幕前に行われるトーナメント大会オータムカップ(高崎アリーナ)に、“日本代表チーム”が参加することになった。日本協会とWリーグが26日に発表した。右膝に大けがを負い東京五輪代表入りを逃した渡嘉敷来夢をはじめ、東京五輪の準々決勝のベルギー戦で劇的な3点シュートを決めた林咲希や、赤穂ひまわり(デンソー)、オコエ桃仁花(富士通)ら銀メダルメンバーらも16人の代表候補に入った。オータムカップは9月3日から3日間実施されるが、日本代表は初日のみに出場し、シャンソン化粧品と対戦する。

日本女子はアジア杯(ヨルダン、9月27日開幕)で5連覇を目指すが、コロナ禍とあって海外チームとの強化試合を組むことが容易ではない状況。そうした中にあって、Wリーグのプレシーズン大会が貴重な実戦の場を積む場所として提供されることになった。東京五輪で活躍した町田瑠唯(富士通)や、主将を務めた高田真希(デンソー)らは今回の日本代表メンバーから外れた。

東京五輪で日本を準優勝に導いたトム・ホーバス監督は休養を取ることになっており、アジア杯では恩塚亨アシスタントコーチが指揮を執る方針が公表されている。

今回選出された16人は以下の通り。24日から東京都内で合宿を実施中。アジア杯には12人が出場する。

▽ポイントガード=4人

宮崎早織(ENEOS)、永田萌絵(トヨタ自動車)、平末明日香(トヨタ紡織)、山本麻衣(トヨタ自動車)

▽シューティングガード=3人

林咲希(ENEOS)、根本葉瑠乃(三菱電機)、東藤なな子(トヨタ紡織)

▽スモールフォワード=3人

赤穂ひまわり(デンソー)、宮下希保(トヨタ自動車)、奥山理々嘉(ENEOS)

▽パワーフォワード=4人

田中真美子(富士通)、中田珠未(ENEOS)、馬瓜ステファニー(トヨタ自動車)、オコエ桃仁花(富士通)

▽センター2人

渡嘉敷来夢(ENEOS)、西岡里紗(三菱電機)