昨季の世界選手権で10位と躍進した三浦璃来(19)木原龍一(29)組(木下グループ)が、自己ベストを更新する72・63点をマークして3位で発進した。

演技後の一問一答は以下の通り。

-試合を終えて

木原 大きなミスはなかったんですけど、細かいミスがかなり出てしまっていて、レベルをかなり取りこぼしたのかな? 取りこぼしたんですけれども、シーズンベストが出たのは後ろの点(演技構成点)が伸びたってこと? 数スコアシートを見ていないので細かいところは分からないんですけど、ミスが出てもある程度は点数が出てくるようになってきたんで、そこはホントにオータム(クラシック)から1つ1つ成長しているのかなと思います。

三浦 レベルの取りこぼしは多かったんですけど、下の点数(演技構成点)はほとんど8点台を出させていただいたので、そこはオータムクラシックからの期間での成長だなと思いました。

-滑る前の気持ちは

木原 2人で話していたのは、とにかく、この時期から試合に出場できることはうれしいよねと。あとはカナダには入れない時からもそうですけど、しっかり自分たちで課題を見つけてトレーニングしてきて自信もあったので、やることはしっかりやってきたから大丈夫だよ、って話してました。

-お客さんの反応も非常に良くて多くの拍手もあった。どうだったか

木原 日本の方が多かったのかな?

三浦 そうなの?

-現地の方が多かった

三浦 私自身、初のアメリカでの試合だったので、フレンドリーというか、すごく温かくて楽しかったです。

-「名前を売らないといけない」と話していた大会だが、手応えは

木原 まだ売り足りないです。もうちょっとセールはしたくないです。何%引きじゃなくて、もっともっと売っていきたい。

三浦 何の会話だ、これ(笑い)。

-細かいミスとは例えば

木原 1つはサイド・バイ・サイド・スピンなんですけど、練習はほとんどズレることはなかったんですけど、少し今日は見失ってしまったのでピッチがズレてしまって。基本的にズレることはなかったんですけど、試合ならではのミスかなと。シーズン序盤にこういうミスが出たので、もっともっと今まで以上に帰ったら練習すればいいかなっていうふうに思います。もう1つはステップの途中、氷の感触を2人とも完璧につかみ切れなかったので。自分たちの思っているようにステップが滑れなかったので、少し途中で2人で組んでから、つまずきかけてしまったり。あとはデススパイラルかな。

三浦 デススパイラルのレベルの取りこぼしと、あとは今回ツイストもあんまり良くなくて。

木原 リフト以外は、落としたってこと?

三浦 いや、スピンはレベル4(最高評価)。ツイストも、フリーではちゃんとレベルを取りこぼさないように頑張りたいと思います。

3位発進の三浦璃来、木原龍一組「おじさんと少女」に即答「嫌」一問一答2