22年4大陸選手権3位でシニア本格参戦1年目の三浦佳生(かお、17=オリエンタルバイオ/目黒日大高)が首位発進した。

5番滑走から2本の4回転ジャンプを成功し、自己ベストの94・96点。何度も力強いガッツポーズを繰り出した。

それから約40分後、最終滑走の車俊煥(韓国)が94・44点で2位となり、シニア1年目のGPシリーズ初戦のSPを首位で終えた。

「恐ろしいことになった」と直後は漏らしたが、すぐに「まあ良い経験だな」と前向きに。

会場では声援が飛ぶ。「アメリカだなあ、という感じの歓声だったんですけど、その中で日本語で『がんばれー』という声が聞こえてきて」と気持ちが高ぶった。「やっぱりなかなか日本では声出しできない中で、声ありの応援をいただくのがすごく久々で、うれしかったです」。応援を力に変えて、アメリカの地で鮮烈な印象を残してみせた。

フリーは22日(日本時間23日)に行われる。

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