日本テレビは9日、今年3月10~12日に宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ21)で開催するアイスショーに、フィギュアスケート男子の冬季オリンピック(五輪)2連覇王者で、昨年プロ転向した羽生結弦さん(28)が出演すると発表した。

【タイトル】「羽生結弦notte stellata」

【日程】2023年3月10日(金)16:00開場/17:00開演

3月11日(土)15:00開場/16:00開演

3月12日(日)15:00開場/16:00開演(全て予定)

【出演者】羽生結弦さん他(世界で活躍するプロスケーターら、キャストは順次、公式ホームページで発表)

◆羽生さんが動画で寄せたコメントは次の通り。

「今まで3月11日ってコメントを出すことくらいしかできなくって、自分の演技を届けたいなって思っていても、なかなか演技をする機会だったりとか、皆さまの前で何かを届けられる機会をつくるのが難しかったです。ただ、プロになったからこそ、大切な日に演技をできること、やっとできるなっていう気持ちもありますし、3月11日じゃないと届けられない気持ちだったり、3月11日だからこそ思っていただける気持ちだったり。そういった意味で大切に大切に演技をしていきたいなって思います。僕はそれこそ媒体なので、自分の気持ちの中で、もちろん自分としてはこういう気持ち、こういうストーリーなんだよ、っていうのはあるんですけど、どちらかというと、皆さんにとってのそれぞれの3・11を思い出したり、その時の夜空を思い出したり、人と人とのつながりを感じられたりする機会になればいいなって。とりあえず、仙台で生きる人間としては、そこまで星が輝いている夜空を見たことがなくて。一気に真っ暗になって、電気がつかなくなって、本当に暗い街の中に光る星たちの光はこんなにも明るいんだってすごく思いました」

東日本大震災は2011年3月11日に発生。仙台市で被災した羽生さんが、震災から12年となる今年3月11日と前後2日間の計3日間、故郷宮城で念願の公演を行うことが決まった。

主催者によると、ショーのタイトルはイタリア語で「満天の星」を意味。震災が起きた夜、羽生さんは家族と避難所に向かい、崩れた建物や破裂した水道管で水浸しになった道路を歩きながら、ふと空を見上げると、停電の暗闇に美しい星空が広がっていた。絶望感を抱いていた中、見た美しい満天の星に彼は希望の光を感じたという。

ショーは「震災の日の満天の星のように被災地から希望を発信し、少しでも人々が笑顔になれるきっかけになれば…そんな思いで作りました」とのこと。会場で販売するグッズも防災関連を中心に展開され「来場者が防災について、あらためて考えるきっかけになることを願っています。出演は羽生結弦に加え、世界で活躍するプロスケーターらが花を添えます」と発表された。