今季のグランプリ(GP)シリーズ第3戦フランス杯7位の松生理乃(18=中京大中京高)が、63・07点を記録し、SP3位につけた。首位発進の河辺愛菜(18)、2位の吉田陽菜(17)に続き、中京大中京勢でトップ3を独占した。

「のびのび滑ろう」と決めていた。冒頭のダブルアクセル(2回転半)、2本目のルッツ-トーループの連続3回転ジャンプを落ち着いて成功させた。最後の3回転ループで転倒があったが、朗らかな表情でリンクを舞った。

演技後は「スピードを出すことができたり、体を大きく動かすことができたりしたと思います。ジャンプは悔やまれるんですけど、他の部分は自分がやりたいようにできました」とうなずいた。

先に滑走したチームメート2人が、ともに65点以上をマーク。松生も勢いに乗った。

「愛菜ちゃんの演技はパーフェクトで、もっと点数が出るんじゃないかと思う演技でした。陽菜ちゃんも失敗する気がしないような、すごく安定した演技をしていて。私も3年生として『ここは頑張らないと』と思いました」

同学年のチームメートで、今大会の出場を逃した横井きな結からは「頑張って!」とエールを受けた。同じ3年生の河辺とも、思いを共有して臨んだ。

「きんきん(横井の愛称)が出れなくて、寂しい気持ちもあったんですけど、愛菜ちゃんとも最後のインターハイは楽しく終われたらいいねという話をしました」

仲間の思いを背負って、氷上に立った。

2年前の高校1年時に同大会を制した。2度目の優勝へ向け、17日のフリーへ挑む。

「ショートよりもフリーのほうが気持ちの持ちようでも自信があるので、フリーでものびのびと滑って、ジャンプも全部跳べたらいいなと思っています」

チームメートに負けぬよう、優雅に演じ切る。【藤塚大輔】