【コロラドスプリングズ(米国)=木下淳】ジュニアから飛び級出場の高校2年、千葉百音(17=宮城・東北高)がシニアの主要国際大会初出場で銅メダルを獲得した。
ショートプログラム(SP)7位からフリー2位の自己ベスト137・70点をマークし、合計204・98点で逆転の表彰台に立った。同校OBで冬季五輪2連覇の羽生結弦さんに憧れ、その先輩が11年にシニア初出場メダル(16歳で銀)を手にした時と同じ4大陸選手権で追随した。
初出場の千葉が「夢にも思わなかった」メダルをつかんだ。緊張で顔こそこわばっていたが、高地で気圧が低いため跳び過ぎてしまうジャンプを丁寧に調節。全7回ノーミスでフリー2位の高得点が出ると、神妙な祈りから歓喜の拳を握った。「小さな滑りになってしまったけど、予想以上の130点超えという評価がうれしかった」と笑った。
先月末の冬季国体少年女子で優勝するなどジュニアが主戦場だが、昨年末の全日本選手権でSP3位、総合5位と躍進。シニアの主要国際大会に初めて派遣された。初出場メダルは拠点のアイスリンク仙台から東北高と直系の先輩、羽生さんと同じ道のりとなった。
憧れの存在を聞かれた会見でも「たくさん尊敬する選手がいる中、同じリンク出身の羽生結弦選手は、そのうちの1人として名前を挙げるべき選手です」。スケートを「5歳の時」に始めた際、遊んでもらっていた“お兄ちゃん”が16歳で初出場して得た4大陸の銀に、自身は17歳の初出場で銅と少しずつ背中を追う。
夢は五輪。「年齢的に次のミラノ・コルティナダンペッツォがピークを迎えるべき五輪。今、目指して頑張っているところ」と3年後を見据える。今大会で「スケールの大きな滑りなど海外選手から受けた刺激」を胸にメダルを自信に、来季からシニアに転向する。


