日本勢は2月のミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)代表の3人が出場し、SPは今大会が現役最後の競技会となる坂本花織(25=シスメックス)が、今季世界最高得点となる79・31点で首位発進を決めた。 3年連続出場の千葉百音(もね、20=木下グループ)は自己ベスト78・45点で2位の会心スタート。初出場で五輪銅メダルの中井亜美(17=TOKIOインカラミ)は8位と出遅れた。メダル争いは3位から10位までが4点差に収まる混戦となった。
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千葉が自己最高点で2位につけた。得意とする3つのスピンとステップシークエンスでは、そろって全体トップの得点をマーク。首位の坂本に0・86点差と迫った。これまで回転不足などによる減点が目立ったジャンプも、全3本を成功。表彰台まで1・28点差の4位となったミラノ五輪から課題を修正し「バシッと降りるぞという強い気持ちでいけた」とうなずいた。
2季連続で舞った「ラストダンス」は明るい曲調。自身が得意とするクラシックなどの静かな曲とは異なるため、当初は動きや表情に腐心したが、この日は笑顔で滑り切った。「自分は何色にでもなれると思った」と表現の幅の広がりに手応えを示した。
銅メダルだった前回に続き、まずはSPで本領発揮。初優勝を狙える位置でフリーを迎える。「点差はあまり気にせず、今できる一番良い演技をしっかりできれば」と力を込めた。


