フィギュアスケート男子の羽生結弦(22=ANA)が13日、遠征先のフランスから帰国した。男女通じて史上初のGPファイナル4連覇を達成した凱旋(がいせん)帰国に、到着ゲートにはファン約150人が集結。「おめでとー」などの声援が飛び、羽生も笑顔でぺこりと頭を下げた。「だんだんと人が多くなってきていて、自分の中で(感覚が)追いついていないですね」と照れ笑いを浮かべた。

 帰国会見では羽生が“恋ダンス”を踊った動画について質問された。「鏡を見て、練習しました。僕はダンスのレッスンはほとんどしないので。こういう動きをすれば、こうなるんだと勉強になった。今年のショートプログラムはダンサブルなので。フィギュアにもいい影響が出たなと思いました」と口にした。

 “恋ダンス”は、TBS系で現在放送中の連続ドラマ「逃げるは恥だが、役に立つ」のエンディングで、歌手で俳優の星野源が歌う主題歌「恋」に合わせて、女優の新垣結衣ら出演者が披露しているダンスだ。

 羽生のダンスは、そのキレキレぶりがネット上で話題になったが「ダンサーじゃないから恥ずかしかったです」と苦笑いしていた。