女子200メートル自由形(知的障害S14)で北野安美紗(15=ルネサンス登美ケ丘)が予選、決勝で日本新を連発し、強豪海外勢を相手に2位に食い込んだ。優勝は2分13秒94のフィデス(英国)だった。

2分18秒25で泳いだ予選から決勝ではもう1段ギアを上げた。タイムは2分17秒24。8月のパンパシフィック選手権(オーストラリア)でマークした2分19秒68を1日で2秒以上も短縮した。「ストロークの数よりも大きく泳ぐことを意識しました」と北野は控えめな笑顔で喜びを表した。

アジア大会で6冠、MVPに輝いた池江璃花子と同系列の、奈良県にあるクラブで健常者と一緒に練習している。この日、メディアに囲まれたときも池江と同じジャージーで質問に答えた。「同じでうれしいです。池江さんのように応援してくれる人たちに応えられる選手になりたいです」。10月のジャカルタ・アジアパラ大会にも出場する。一番の得意種目がこの200メートル自由形で、2分15秒台を目標にしている。