東京オリンピック(五輪)代表の一山麻緒(23=ワコール)が、同じく五輪代表の前田穂南(天満屋)を大きく引き離し、2時間21分11秒の好記録で優勝した。

   ◇   ◇   ◇

31歳の阿部有香里が自己記録を3分21秒更新し、2時間24分41秒で3位。序盤から第2集団でリズムに乗り、4位に入った25歳の上杉真穂と高め合った。

2年前は2時間28分2秒の自己ベストをマークしたが、MGC出場権にわずか2秒届かず、涙を流した。2時間25分切りと5位以内の目標をクリアし「25分切りを達成できないなら『もうマラソンをやめた方がいいんじゃないか』と思っていた。やっとマラソンランナーとしてのスタートに立てた」と充実感をにじませた。