東京オリンピック(五輪)代表の一山麻緒(23=ワコール)が、同じく五輪代表の前田穂南(天満屋)を大きく引き離し、2時間21分11秒の好記録で優勝した。

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コロナ禍で試行錯誤しながら行われた大会について、日本陸連の尾県専務理事は「変則的なレースで批判もあったが、我々の納得のいく形で開催できた」とうなずいた。

ロードレースでは沿道の観客制限に限界があることから、公園内の周回コースで実施。大会協賛のゼネコン、奥村組の協力を得て、コース脇にはフェンスが設置された。従来の市街地コースとは大きく異なる条件となったが、大会事務局によると、一山の優勝タイムは正式な大会記録と認められる。ただし今大会は男女混合レースとして開催されたことから、03年に野口みずきがマークした2時間21分18秒の従来記録と併記されることになる。