女子48キロ級で初出場の須崎優衣(18=東京・安部学院高)が優勝した。攻めまくって5試合中4試合がテクニカルフォール勝ち。後に五輪4連覇した02年の伊調馨(ALSOK)以来の高校生世界女王となった。

 18歳1カ月の須崎は高校生としては02年大会63キロ級の伊調馨以来の金メダル。シニアの大会出場は年齢制限を設けており、その年の12月末で18歳になっている必要がある。世界連合の現行ルールに合わせると、女子では99年大会62キロ級で優勝した17歳10カ月の正田絢子に次ぐ2番目の若さ。年齢制限の適用以前には87年大会47キロ級で15歳8カ月のアン・ホルテン(ノルウェー)、日本勢では91年大会47キロ級で17歳0カ月の山本美憂が世界女王になったケースがある。