千葉ジェッツが今季から1部昇格の西宮ストークスに実力差を見せつけ、開幕2連勝を飾った。

 第1Qから日本代表の司令塔、富樫勇樹(24)の動きがキレキレで、11得点4アシスト。西宮が追い上げた第2Qには、終盤に得意のフローターシュートと3点シュートで、勢いを止めた。前半で17点差をつけた千葉は、その後も反撃を許さず、21点差をつけ圧勝。

 23得点9アシストと活躍した富樫は「昨季は開幕戦で初戦に勝って2戦目を落とし、スタートダッシュができずすごく悔しい思いをした。今日は気持ちが全員に入っていた」と振り返った。23得点の中で良かったシュートを聞かれると、第2Q終盤のフローターシュートと3点シュートを挙げ「西宮が追い上げてきていたので、17点リードで前半を終えられてよかった」と話した。

 関東アーリー杯では決勝でA東京に敗れたが、富樫はチームの仕上がりの良さには手応えを感じていた。開幕2連勝について「去年と比べるつもりはないけれど、チームの状態、チームとしてのできは昨年よりいい」と再び手応えを口にした。