引退を表明していた12年ロンドン五輪銅メダルのメンバーでPFUの狩野舞子(29)が、現役最後の試合を終えた。
既に1次リーグ敗退が決まって臨んだ金蘭会高戦は3-0の圧勝。涙はグッとこらえながら、コート上で仲間に胴上げをされた。
勝利の瞬間は、コート横で迎えたため「無理やりでも出して欲しかったな。でも、タラレバなので」と寂しそうな笑顔を浮かべた。
八王子実践中時代、15歳でアテネ五輪の日本代表候補に選ばれた。だが、成長痛や、度重なる故障に泣かされた。07年に右アキレスけん、10年には左アキレスけんに重傷を負った。両膝にも大きなけがを抱え、この日も厚いテーピングを巻いての出場だった。狩野は「苦しみながらも、いろんなチャレンジができた。今は、お世話になった人の顔が、浮かんでいます」と静かに語った。
15年に一度は引退を発表も、翌16年に現役復帰した経緯があるが、再びコートに立つ可能性については「ないです」と断言。今後については「まだ終わったばかり。何も決めていません」と話した。


