女子シングルスは世界10位のケルバーが初優勝を果たした。16年の決勝で敗れたS・ウィリアムズのパワーには得意の守備で、相手がスキを見せればフォアで攻撃を仕掛けた。「セリーナに勝てたこと。それが優勝に特別な意味を与えてくれる」と感動に浸った。

 4大大会通算3度目の栄冠でドイツ女子としては96年のグラフ以来、22年ぶりの優勝。16年には世界1位になったが、その後スランプに落ち込んだ。「スランプがなければ、この優勝はなかった。多くのことを学んだ」と、つらかった経験から見事に復活した。