姉に続く-。柔道の世界ジュニア選手権(17日開幕、バハマ)女子48キロ級代表の芳田真(さな、17=滋賀・比叡山高)が、同57キロ級世界女王の姉、司(つかさ、23=コマツ)の助言を胸に初優勝を狙う。

13日、羽田空港を出発前に取材に応じた芳田は「緊張しつつ、楽しみな部分もある。外国人選手との対戦は初めてで分からないことだらけだけど、『勝ちたい』という気持ちは絶対に負けないようにしたい」と、初の国際大会への心境を語った。

12日には司に電話して持ち物や現地での食事含めた体調管理などのアドバイスをもらった。司から「自分を信じて、今までやってきたことを思いっ切り出すだけ」と助言され、「身近に世界女王がいるのは心強い。本当にすごいなという気持ち。自分も世界の舞台で勝てるような選手になりたい」。大会はカリブ海の島国でリゾート地としても有名なバハマ・ナッソーで初開催される。「外国なので油断すると物を盗まれる可能性がある。そこも気を付けたい」と、畳以外での警戒心も強めた。

来春には司が所属するコマツに進む予定。芳田姉妹の活躍に拍車が掛かりそうだ。