八王子学園八王子(東京)が前半のリードを守り、長崎西を94-85で振り切った。

八王子学園は立ち上がり、長崎西にリードを許したが、第1Q終盤に20-17と逆転した。エースSG木村圭吾(3年)がおもしろいようにゴールを量産。チームの94点中、実に44点をマーク。シュート14本に加え、3点シュート4本、フリースロー4本を成功させた。

木村は「出だしが悪くてずるずる引きずりそうになったが、第2Q途中から徐々にチームの持ち味を出せて、点差を開くことができた。インターハイでは2回戦まではうまくいき、3回戦で失速してしまったので、勝つために努力してきたことを発揮して、さらに勝っていきたい」と今後の試合に向け、気合を入れた。

石川淳一コーチ(63)は「後半は相手のセカンドシュートにやられたが、木村がまとめてくれてチャラになった感じ」と笑った。3回戦の相手は以前に苦杯をなめさせられた帝京長岡(新潟)。「リベンジしたい」と同コーチは気を引き締めた。