18年全米、19年全豪に続く4大大会3大会連続優勝を狙う世界1位の大坂なおみ(21=日清食品)が、12、13年全豪覇者で元世界1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に4-6、7-5、6-3で逆転勝利した。

大坂は試合後「1回戦と比べてハイレベルだった。彼女(アザレンカ)の調子が良くて大変だった」と熱戦を振り返った。

大坂が、4大大会本戦で初めて味わった敗戦がアザレンカ相手だった。16年全豪で予選3試合を勝ち上がり、初めて4大大会の本戦に出場。本戦でも2試合に勝ち、4大大会本戦初出場で、いきなりセンターコートにたどり着いた。そこで待ち受けていたのがアザレンカだった。

少し期待して入ったセンターで、アザレンカにぼこぼこにされた。2回戦で痛めた腹筋が「引っ張られる感じでひどかった」と2ゲームしか奪えずに敗れた。しかし、「本当にいい経験になった。世界のトップと対戦し、センターで戦えたのはかけがえのない経験」と初の敗戦を将来に生かした。そして、今がある。

次戦は世界30位マリア・サッカリ(ギリシャ)-同42位カテリナ・シニアコバ(チェコ)の勝者と対戦する。