元バレーボール女子日本代表大林素子氏が11日、埼玉県熊谷市のホテルガーデンパレスで「税を考える週間」講演会(熊谷法人会主催)を行い、「マイ・ドリーム」と題して、自身の歩みを語った。

ピンク・レディーやキャンディーズにあこがれた幼少期の夢はアイドル歌手。しかし、小学校6年で身長が170センチと、アイドルを目指すには大きくなりすぎ、いじめにあったという。そこからバレーボールを始めた。出身地の小平市には、日立の合宿所があり、当時の大林氏にとってのアイドル、江上由美や三屋裕子が所属していた。

「サインがもらえるかな」といった程度の軽い気持ちで、山田監督に送ったファンレターがきっかけで、日立の練習場に通うことになり、その7年後にはソウル五輪に出場。五輪には3大会連続で出場した。

「あの時、山田監督に手紙を書いていなければ、日立との出会いは無かった。自分から起こしたアクションによって、必ずチャンスが生まれるということを学びました」

現在は、舞台を中心に活躍の場を広げ、「あきらめなければ夢はかなう」を体現し続けている。「人生は100年時代、自分はこれからもやりたいことにチャレンジし続け、頑張っていきます。一緒に頑張りましょう」と締めくくった。