B1新潟アルビレックスBBの新外国籍選手で琉球ゴールデンキングスから移籍の213センチのCジェイソン・ウォッシュバーン(30)が5日、チーム練習に合流した。新型コロナウイルスのリーグ統一検査を行っていないため宇都宮ブレックス戦(7、8日、アオーレ長岡)には出場できないが、アウェーのアルバルク東京戦(11日、東京・アリーナ立川立飛)での新潟デビューに向け、調整に入った。現在3勝7敗で東地区9位と低迷するチームにとっては待望のポストプレーヤー。インサイドの要になって上昇に導く。

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213センチの長身が躍動する。ウォッシュバーンは5対5や、ハーフコートの実戦形式練習でセンターに入ると、リバウンドに素早く反応。リング下からタイミング良くシュートも決めた。「いい内容の練習ができた」と約2時間、フルメニューをこなした。

3日夜に新潟入りし、オフ明けのこの日が初練習。新型コロナウイルスによる外国籍選手の来日遅れを補う「外国籍選手追加契約ルール」で8月から琉球に在籍。10月16日に契約解除後も琉球の施設でトレーニングを積んでいた。10月11日の新潟戦を最後に実戦から遠ざかるが、体力は維持している。

福田将吾監督(36)は「リバウンドが強く、走力もある。さまざまなアタックができる」と絶賛する。琉球では4試合に出場し、1試合平均29分30秒の出場で同13得点、10リバウンド。新潟はリング下の攻防が泣きどころ。ここまで10試合でリバウンド数が相手を上回ったのは2試合だけ。攻撃ではポストにボールが入らず、外角からタフショットを打たされる場面が目立つ。そんな弱点をウォッシュバーンが消し去る。

プレーしやすい環境でもある。16-17年に横浜に入団した当時の監督は、現新潟の青木勇人アソシエイトコーチ(46)だった。昨季、横浜に復帰した際は福田監督がアシスタントコーチを務めていた。福田監督とは琉球退団後も連絡を取り合った。「お互いを知っているのは心強い」と安心している。今季、新潟から琉球に移籍した長岡市出身の今村佳太(24)からは情報を入手。「新潟はラーメンやお米がおいしいと聞いたよ」と笑う。

宇都宮戦はPCR検査を受けるタイミングが合わずに出場できないが、ベンチのうしろに陣取ってアドバイスする。「チームのためにできることはすべてやる」。頼れる“ビッグマン”は新潟を上昇気流に乗せる自信をのぞかせた。【斎藤慎一郎】

◆ジェイソン・ウォッシュバーン 1990年6月5日生まれ、米国出身。米ユタ大卒業後、13-14年にウクライナ・リーグでプロデビュー。その後、ベラルーシ、ベルギー、コソボでプレーし、16-17年にB1横浜に入団し、37試合出場で1試合平均14・8得点。17-18年途中にルーマニアに移籍し、19-20年横浜に復帰もケガのため途中で退団。昨季は12試合出場、1試合平均15・9得点、同9・7リバウンド。213センチ、111キロ。背番号42。