横浜公演が開幕し、男子の羽生結弦(26=ANA)が14年以来7年ぶりに出演した。

16-17年シーズンのショートプログラム(SP)「レッツ・ゴー・クレイジー」を披露。米歌手プリンスのロックナンバーで、新型コロナウイルス禍で沈む世界を盛り上げるべく、派手に舞った。

初日を終えた後、主催者を通じてコメントした。

【一問一答3/3】

-あらためて来季へ向けて、このオフの過ごし方は

「(3月の)世界選手権の前にかなり4回転半(クワッドアクセル)の練習をして、やっと道筋が見えてきたかなという風に思うので、ただガムシャラにやるだけではなく、基礎練や、本当にアクセルのために何ができるかということを、また一から考え直して、一からまたアクセルを作り直して、ちゃんと『羽生結弦のジャンプだ』って思ってもらえるようなジャンプにして、来シーズンに向けて頑張っていきたいなっていう風に思います」

-濃密なシーズンオフになりそうか

「そうですね。いっぱい考えることもありますし。何より、自分が試合だとかアイスショーだとか、そういうところで滑る意味を考えながら、一生懸命やっていきたいと思います。ありがとうございました」

このアイスショーには、男子の宇野昌磨(23=トヨタ自動車)鍵山優真(17=星槎国際高横浜)や、女子の紀平梨花(18=トヨタ自動車)坂本花織(21=シスメックス)ら、アイスダンスの小松原美里(28)小松原尊(29=ともに倉敷FSC)組などが出演。昨年はコロナ感染拡大の影響で中止になったが、今回は先月の世界選手権(ストックホルム)に出場したトップ選手が集結し、日本のファンに華麗な演技を見せた。

公演は25日まで4日間。青森・フラット八戸公演は28~30日に行われる。【木下淳】