東京オリンピック(五輪)代表の中村克(27=イトマン東進)が、ISL独自ルール「スキンズレース」で優勝を飾った。同レースで日本人の優勝は初めて。2年連続で「ロンドン・ロアー」に所属、最終日のとりを飾る同レースの50メートル自由形に出場した。

「スキンズレース」は3分ごとにレースを行う変則トーナメント。8人→4人→2人と選手が絞られる生き残りマッチだ。中村は1本目で3位、準決勝で2位、決勝で1位。同レースで36ポイントを獲得した。とび上がって喜ぶロンドン・ロアーの仲間たちに向け、何度も拳を握って答えた。

「ロンドン・ロアー」は、6月のドラフトでバタフライが得意の森本哲平(19=近大)も指名。森本はこの日200メートルバタフライで、かえる軍団の瀬戸に次ぐ2位を獲得。英国拠点のチームで存在感を見せた。

今季のISLでは、日本人選手が3チームに所属。「東京フロックキングス」「ロンドン・ロアー」に加えて、地元イタリアの「アクアセンチュリオンズ」に東京五輪代表の大本里佳(24)が所属している。